"金と権力に目がないチャーンは、依頼人を勝利に導くためなら手段と方法を選ばない弁護士。その冷徹な仕事ぶりから被害者の家族に恨まれ、ある夜突然、帰宅最中に襲われてしまう。
危機一髪のところで彼を助けたのはティン。テコンドーの先生である彼は、生まれてすぐに両親を亡くした姪のトンカオを、実の娘のように大切に育ててきた。しかしある日、買い物に出かけたトンカオが、突然の事故で帰らぬ人に。彼女を轢いた犯人は、大物政治家の父親を持ち、特権階級の恩恵を受ける青年タンタイ。悲しみに明け暮れるティンは、タンタイに罪を償わせるために奔走する。
そんなティンの前に現れたのは、あの日襲われていたところを助けてあげたチャーンだった。弁護士と名乗る彼に喜びの表情を浮かべるティンだったが、彼の正体を聞きその笑顔は凍りつく。なんとチャーンはタンタイの弁護士だったのだ。さらに彼から莫大な賠償金を持ち掛けられ、金で解決する方法を提案される。互いに好意的な感情を持っていた二人は、最悪な形で再会を果たす…。"